5月11日 礼拝メッセージ

聖霊のバプテスマ  使徒言行録2章1−21節

クリスチャンの誕生も、教会の機能である礼拝も宣教も奉仕も成長も、みな啓示に根ざし、聖霊の働きによるものですから、きわめて人間的な行為に見える事柄も、超自然の領域にまたがる事柄なのです。ここにすべてのクリスチャンが霊的生命やちからや知恵の源として聖霊を求める必要があるのです。

 聖霊のバプテスマという表現は、主イエスが弟子たちに約束されたお言葉によるものです。「ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう。」(使徒1:5)クリスチャン生活における聖霊の働きの重要さは、主のお言葉にうかがうことができます。

「聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起こさせるであろう。」(ヨハネ14:26)「真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくださる」(ヨハネ16:13)。また、復活の主は、集まっていた弟子たちに「聖霊を受けよ」(ヨハネ20:22)と命じておられます。

使徒達も五旬節の当日、「イエスは神に右に上げられ、父から約束の聖霊を受けて、それをわたしたちに注がれたのである」(使徒2;33)と証言し、また、「この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたとあなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているもの」であると語っています(使徒2:39)。

それから間もなく、異邦人たちにも聖霊の賜物が注がれたのを見て使徒達は驚きました。それは彼らが「異言を語って神を賛美しているのを」見たからです(使徒10:45,46)また、初代教会においては、種々な聖霊のたまものがあらわされました。そして教会は人々に力強い証をしました。現在の教会もその命の根源である聖霊を求めなければなりません。そして、聖霊の力によって教会の機能を働かせ、使命を遂行していかねばなりません。日常の生活においても、聖霊の満たしを求めて、霊の力と知恵とに富み、主の証人として充実した歩みをしたいものです。

今、現在、聖霊は信じるものに与えられる約束です。聖霊を受ける経験は「復活の主に出会う」驚くべき確信へと導き、その喜びのゆえに大胆に福音を証しするものとされる恵なのです。また、聖霊はキリストの霊として、キリストの人格、すなわちキリストの品性をクリスチャンにもたらす恵です。神の喜びを生る献身の生活を生み出す生命となります。

「愛に根ざして真理を語り、あらゆる面で、頭なであるキリストに向かって成長していきます」(エフェソ4:15)キリストにある喜びと平安がいつも満ちることを聖霊は約束しているのです。いつも聖霊に満たされ続けなければなりません。(「教会員必携」より抜粋、口語訳と一部共同訳)

今週のみ言葉  使徒言行録1章8節



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