阪神チャペルセンター
  礼拝メッセージ
 
2021年1月元旦礼拝
「すべてを益に変えてくださる」
ローマの信徒への手紙8章28節

 あけましておめでとうございます。今年の元旦礼拝は、コロナウイルス拡大防止のためYouTubeでの礼拝になりました。
尼崎市でも、病院、高齢者の施設などで、次々とクラスターが起きています。
より一層身を引き締めて祈り、今年も日々コロナの一日も早い終息を祈りましょう。
2021年、私たちに、ローマ人の信徒への手紙8章28節の御言葉が与えられました。
一緒に御言葉を読みましょう。「神を愛する者たち、すなわち、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」すばらしい御言葉です。
私たちの聖書では、このように訳されているのですが、原文では「私たちは知っています」という言葉が初めにあります。「私たちは知っている」が最初なのです。
まず、私たちは自分がどのような身分か知っているでしょうか。「神の霊によって導かれる者は、皆、神の子なのです」(ローマ8:14)とあります。
私たちは、主イエスを信じて、神の子としていただいたのです。ですから、神の子としての特権を持つ者になりました。神の子は、天のあらゆる霊的な祝福で満たされます。
世の人は、この世の生活が満たされればそれが祝福と考えます。神の子はどうでしょうか。まず、神の御心がこの地になされますようにと願い、祈り、神の愛が満ち溢れるよう求めます。御心がなります様にと祈る時、魂は満たされ、喜びが溢れます。祈るごとに、神が私たちと共におられて、その力強い全能の御手で支え、導き続けておられることを知るのです。
神の子は、神の国を受け継ぐ保証をいただきました。御子イエス・キリストの十字架の血により、贖われて罪を赦していただきました。
神の子である私たちは、私たちに働きかけてくださる神の絶大な力を知る者です。天の恵みを知っている者です。
私たちは神に知られ、愛されている者です。神は常に共におられて数々のすばらしい約束をくださいました。何より、主イエスが私たちのために神の右で執り成し続けていてくださいます。
今年も戦いの多い年となるかもしれません。現実にコロナ倒産や生活、仕事のひっ迫など、どうなるのか私たちには見通せません。
私たちが知っているのは、万事が益になるということです。苦しいこと、悲しいこと、苦々しいこと、経験したくないようなことがあるかもしれません。
どのような時にも神の子は、神の絶大な力と御言葉によって立たされています。
苦しい時には、主イエスが共におられて、私たちを背負って下さることを知っています。
安心して委ねることを知っているのです。何という恵でしょうか。
弱っている時こそ、雄々しくあれ、強くあれと語り掛けてくださる方を、なお知る者となることができます。
神の子とされた者、神を愛する者であること、愛されている者であることを信仰によって知り、しっかりと踏みとどまり、全能の神の力を証しできる一年であることを祈りましょう。


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