三浦綾子さんの作品のテーマは「原罪」と「愛」について書かれたものが多くあります。
「原罪」とは人間として生きているなら全ての人がもつ罪です。
そして・・・全ての罪の根源は「自己中心であること」です。
日常生活の中で私たちは、自分にとって強くストレスに感じる人や物事、ゆるせない事が沢山あるかと思います。そして解決を見出せないでいる時、常にその原因は他者にあると信じて疑わないのが私たち人間の姿です。
人は常にすべての物事の原因は他者や環境のせいにしがちなのです。
あの人が、こうだから、ああだからとか、これこれこういう経験をして、こういう家庭に育ったからなどと・・・。
しかし無意識に他者を悪者にして「自分は決して悪くない」という思いが根底にあること(原罪)については殆ど気づきません。
三浦綾子さんは作品の中で「聖書はそれが罪だと言っている」と伝えています。
そして「人間の原罪」について掘り下げることによって、「神が一人子であるイエスキリストをこの世に与えられた」という神の人間に対する深い愛を伝えているのです。
人間には自分ではどうすることもできない「原罪」があります。
だからこそ、イエスキリストの救いと愛が必要なのです、とメッセージを送っています。
イエスキリストは「自己中心的で自分が常に正しいと思い込み、常に他人を裁くという愚かな人間の罪」のために十字架にかかり命を捨ててくださいました。
そしてこんな私たちを赦し愛していると聖書の中に書かれています。
私たちの毎日は、自己中心的な自分自身との戦いの連続です。
しかし、この戦いの中で勝利していくことができる秘訣を聖書からひもとき、分かりやすく表現されているのが三浦綾子さんの作品です。
三浦綾子さんの作品を是非読んでみてください。
そしてぜひ読書会に参加してください。
三浦作品の講解を通して深い学びと恵みの時をもっています。
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