聖書のエピソードをもとにかかれたエッセーです

By K. Kakoi

旧約聖書面白散歩


天地創造(創世記第一章/第二章)


 日本では、いや世界の国々の多くが、日曜日を休みとしている。最近は週休2日制が浸透し、土・日休みの会社も有るが、基本は日曜が休みである。

何故、日曜日が休みなのか?この答えもまた、聖書にある。
旧約聖書の第1章と2章で、神は天地を創られている。それによると、神は6日間で地球を造り上げている。

1日め・・・「光」をつくり、昼と夜に分ける。
2日め・・・大空をつくる。
3日め・・・地上の水を一所に集める。
    それによって、「海」と「陸」ができる。植物もつくる。
4日め・・・太陽・月・星をつくる。
5日め・・・海に棲むものと空の鳥をつくる。
6日め・・・動物と人間をつくる。

そして・・・7日めに、全ての創造を終えて、満足して、休んだ(!)と書かれている。
 というわけで、私達も6日間仕事をして、1日お休み、というわけ。

ところで、1週間の始めというのは、月曜日じゃなくて、日曜日だということを御存じだろうか?外国のカレンダーは日曜日から始まり土曜日で終わる。
ということは、7日めは土曜日となるんだけど・・・?

 実は、ある時点までは、土曜日がお休みだったのである。
 現在でも、ユダヤ人は土曜日を「安息日」と呼び、徹底的に休む。何ごとも極める国民性らしく、土曜日に食べる食事さえ、金曜日中に作っておく。当日は、照明のスイッチさえも入れない。ここまで、やる必要があるかどうかは別にして、とにかく、以前は土曜日が休日であった。

 いつ、日曜日が休みになったのか?
−−−キリストが十字架につけられた時から、である。(あれ?新訳聖書のお散歩になっちゃった!)キリストが、十字架の上で死んだ、という事実は休日を変更してしまう程、大きな事件だったのである。

 キリストは、金曜日の朝に十字架につけられた。そして、昼過ぎに死に、墓に葬られた。ところが、金曜から数えて、3日後の日曜日の朝、墓へ遺体の手入れをしようと墓にきた婦人達の前に蘇りの姿を現し、(なんせ、翌日の土曜日は「なんにもしてはいけない日」だったから、歩く距離まで制限があって、仕方なく翌々日の早朝に来たわけ)驚かれるのである。

 そして、その後、弟子達の前にも現れて、そのまま、天にのぼっていったのである。う〜〜〜ん、スペクタクル!
 で、何故、キリスト教国ではない日本のお休みが、日曜日なのでしょうね?

私は、これは、周りの眼をとっても気にする国民性の日本人のために、神様が特別に考えてくれたのだと思っている。「あのう、礼拝にいくので、仕事お休みします・・・」なんて毎週言ってたら、ほんとに胃潰瘍になっちゃうかも!?
なんて有り難い心配り!

 ま、それはともかく、1週間の始めを月曜と思うか、日曜と思うかでは、相当気分が違ってきます。月曜が始まりと思うと「あ〜〜、また、1週間が始まる・・・・。 会社が・・・・。」って重た〜い気分になるけど、日曜日がスタートだと「神様、感謝します!」って、アリガトウから始まるわけで、これはとっても気分がよろしい。

 一度、お試しの価値あり!ですよ!




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