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「真実な交わりと幸せ」

「全て重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとに来なさい。
 あなた方を休ませてあげよう。」 ―キリストの言葉−

「淋しい時代の流れ」
 かって、これほど社会が激変する時代はありませんでした。しかし、どのように世の中が変わっても、家庭が落ち着いて明るく温かければ、人の心は憩うことができると言えるでしょう。 ところが、最近は家庭はあるが、家族が少なくなりました。少子化傾向にあり、一人っ子の家庭が増え、町内でも子どもの姿を見かけなくなってしまいました。


「暖かな交わりを求めて」
 家族の暖かな交わりこそ、幸せの土台であるといえます。暖かな交わりとは暖かな愛情に満ちた心の絆です。しかし、人の心は損得で揺れ動き、我欲が人の間を裂くこともあります。聖書には、「人の幸せを保証する真実の交わりの案内」が書かれています。どんな時にも壊れる事のない交わり、壊れても元に戻すことのできる交わりの道があります。それは、まず神様を信じることです。交わりが壊れるのは、たいていそこに「嘘」や不真実があるからです。
 神様を信じることは、神様の御心に生きることです。聖書には、「神は愛である」(ヨハネ1.4:8)と書いてあります。人は愛なくしては生きていけません。人は知らない異性と出会って家庭を持ちます。どんな社会であっても、愛が夫婦の間にないことは最大の不幸です。やがて子どもが生まれます。もし、親子に愛がなければ、それもまた最大の不幸です。人は愛によって生かされ育てられるのです。
 愛が自分の楽しみと幸せを考えるだけのものならば「愛している人の全てを奪う愛」と言えないでしょうか。真実の愛とは「愛する人の犠牲になることを喜ぶ愛」であるといえます。もし、母親が打算で赤ちゃんを世話し、育てるならばどんなことになるでしょう? 愛と真実とが人を幸せにする土台です。人の生きる全ての場所で、「愛と真実」が平安と希望を与える保証となります。
 人の心は善と悪の間を揺れ動き迷います。知識や理性も情欲や我欲に振り回される時、罪を犯してしまいます。キリストは神の「真実と愛」を示されました。人は自分の姿を鏡に映します。キリストは人の心の鏡として、私達の心の罪深さ、不真実な弱い姿を映し出します。人が罪を悔い反省してキリストによって示される神の愛の心を取り戻す時、生活に新しい希望が生まれ、家庭に真実で温かい健康な交わりが与えられるのです。

「人を幸せにする真実と愛」
 キリスト教会には神の家族としての真実の交わり、暖かな神の家族の交わりがあります。 是非ともお気軽に阪神チャペルセンターにお越しください。
 「愛は寛容であり、愛は情け深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、無作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、全てを忍び、全てを信じ、全てを耐える。愛はいつまでも絶えることがない。神は愛である。」 新約聖書(コリント1.13:4−8)


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