「聖書的説教とは」
 
アドバンストスクール公開講座〈説教の前提U〉
聖書解釈と文献批評の今日的課題
発題 廣瀬利男


4.聖書解釈とは何か―説教との関連



4.聖書解釈とは何か―説教との関連
聖書は正典であって「信仰と生活の唯一の基準」である。正典は教会の権威を表す。それは、単に、祭壇に偶像礼拝のように祀って置かれるものではない。
「正しき福音理解と正しき神学とは、正しい聖書解釈の上にのみ立つことができるし、また聖書は解釈によってのみ福音理解の基準となることができるもので、解釈せられざる聖書とは無意味である。」(A・リッチュル「弁証と和解」)の言葉がある。
  聖書は文字で書かれたもので、繰り返し読んでいれば自から理解でき、神の言葉であるから感動すればよいと一般に言われて、解釈などはいらないということも決して間違いではないと思われる。しかし、教会史においては聖書の釈義によって教派が発生する。




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発題内容1/12


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